川柳は、5・7・5の字数さえ守れば、何を詠んでもかまいません。内容は自由です。
しかし、いざ作るとなると17音におさめるのはとても難しいです。
川柳の場合、上五は、多少字余り(じあまり)でもかまいません。しかし、中7と、下5は、字余りや字足らず (じたらず)にならないように気をつけましょう。もし、中7や下5が字余りになったら、「てにをは(助詞)」 を省いてみましょう。
それから、別の言い方で短い言葉がないか、よく考えてみましょう。
  字余り:句の音数が定まった音よりも多いこと。
  字足らず:句の音数が定まった音よりも少ないこと。
川柳では、どちらかというと字足らずは嫌われます。字足らずになったら、「てにをは」を一字加えてみてください。 声に出してみると、ずいぶんと感じが変わるはずです。
川柳は文学です。
むりして「5・7・5」にそろえたり、区切らなくてもいいのです。
文学は、変な日本語では成立しません。
まずは「ちゃんと伝わる言葉」を心がけて、できるだけ5・7・5に近い音を心がけます。
作るコツとしては、
1) 悲しい、楽しいなどの具体的な感情表現は避ける、
2) 誰にでもわかる、わかりやすい言葉で詠む、
3) リズムを崩さない、
などが挙げられます。